クラスルームの特長
思考プロセスが明らかになる「学びのイノベーション」。
本当の意味での協働学習を実現する、2つの大きな特長 があります。
【特長1】学びのイノベーションに最適な機能
クラスルーム
“声”と“手書き”が 録画 できる
ThinkBoardは、声と手書きを同時に、しかも軽い容量で録画できる唯一のアプリケーション。※1
はっと息をのむ様子やちょっとしたつぶやき、ペンの色の選び方や消しゴムの使い方にも生徒の自信や理解の度合いがあらわれます。そして、結果だけでなく【思考プロセス】がまるごと録画できることが最大のポイント。どの部分が理解できているか、どこでつまずいているかが簡単に把握できます。
※1 音声と手書き描画の軌跡を同時に1分あたり1MB以内の容量でPC画面上で録画できる国産アプリケーションとして。
何度でも簡単に 再生 できる
デジタルの本質は、【簡単に】【何度でも】再生できること。「ThinkBoardクラスルーム」は、生徒の思考プロセスを録画できるだけでなく、簡単に何度でも再生でき、しかも複数のコンテンツを比較しながら再生することができます。
録画したコンテンツの再生と評価を繰り返すことで、これからの学習に求められる「思考力」「判断力」「表現力」をそれぞれのペースで着実に身に付けていくことができます。
録画再生を活かした 同時再生の協働学習
シンクボードクラスルームを活用した授業では、次のようなことが簡単に実現できます。
- 一斉授業の形で、生徒の関心・興味を引き出す。
- 先生が学習課題を先生PCから生徒のタブレットPCやノートPCに配布。ファイルそのもの、あるいは電子黒板上で部分的にキャプチャした画像を配布することもできます。
- ファイルを受け取った生徒PCでは、その課題に沿って言葉を調べたり、写真やイラストを見ながら理解を深めます。
- 個別の理解が深まったら、先生PCからの操作で一斉にThinkBoardを起動。生徒は、まとめた事柄や自分の考え方を「声」と「手書き」で録画します。
- 生徒が録画したコンテンツは、先生PCに一斉に回収して一覧表示ができます。
- 先生PCでは、任意に選んだコンテンツを同時に再生することができます。生徒の思考プロセスがはっきりわかるので、電子黒板やスクリーンで投影しながら生徒の意見や気付きを引き出すことで、豊かな協働学習を実現することができます。
ThinkBoardを使った 授業デザイン
ThinkBoardを活用することで、一斉学習・個別学習・グループ学習などの学習形態の垣根を超えて、生徒同士が知恵を絞って協働して学習する、新しい「授業のスタイル」がデザインできます。同時に、既存の授業スタイルや教育のフレームワークの中に取り入れることも容易で、いままでの授業の一部をThinkBoardを使った学習に置き換えることから始めることも可能です。
このThinkBoardを使った授業には、既存のICTインフラや電子教材を有効に活用することができます。また、授業で先生や生徒が作ったコンテンツは、その場限りで終わらせることなく活用することも可能で、コンテンツを蓄積していくことで、サーバやNASなどの学内ストレージにライブラリを作ったり、ラーニングマネジメントシステムに搭載してより高度な学習効果測定に活用することもできます。
さらには、ThinkBoardコンテンツを一般的な動画形式に変換することで、学校のWEBサイトや動画投稿サイトでのプロモーション活動(宣伝広告)、地域や他校との交流にも活用することもできます。
ThinkBoardには、背景画像としてあらゆる画像ファイルを使用することができます。特に、普及の進むデジタル教科書はThinkBoardを使った協働学習に最適で、先生が電子黒板で解説した、まさにその画面を背景として使用することができます。ほかにも、今までの授業で蓄積してきたデータやドキュメントの利活用も可能で、デジカメや書画カメラで撮影した画像、ワードやエクセルで作ったプリント類、さらには、印刷物をスキャナーで取り込んで使用することもできます。
<参考>
情報通信技術の活用は、一斉指導による学び(一斉学習)に加え、子どもたち一人一人の能力や特性に応じた学び(個別学習)や、子どもたち同士が教え合い学び合う協働的な学び(協働学習)を推進することにより、基礎的・基本的な知識・技能の習得や、思考力・判断力・表現力等や主体的に学習に取り組む態度の育成に資するものである。
(出典:文部科学省 『教育の情報化ビジョン』『新学習指導要領・生きる力』 )
【特長2】言語活動の充実に効果的な機能
クラスルーム
ThinkBoardで わかる 生徒の言語力
● たとえば、消しゴムの使い方から生徒の「思考プロセス」や「気付き」が読み取れる。
→ 解答のプロセスもまるごと録画。答えしか書かない解答用紙とは違い、生徒の思考プロセスが一目瞭然です。
ThinkBoardで みがく 生徒の言語力
- 「説明する」という取り組みから、言葉の大切さに気付く。
- みんなのコンテンツを見て、わかりやすい言葉づかいを学ぶ。
- 自分の言葉で説明できない= 理解が不十分なことに気付く。
→ シンクボードを使った学習活動を通して、論理的な思考とそのために必要な言語力を獲得することができます。
言語力の育成を通して 思考力・判断力・表現力 を身につける
ThinkBoardは学校で学ぶあらゆる科目で活用でき、次のような学習活動を通して言語力を育成することができます。
- 自分の意見をコンテンツにまとめて発表する。
- ともだちに教えるためのコンテンツを作る。
- 先生のお手本のコンテンツを何度も見返す。
- 自分とともだちのコンテンツを見比べる。
このようなコミュニケーションを通して言語力を獲得しながら、思考力・判断力・表現力を身につけていきます。
思考力
解答や結論にいたる考え方・説明の方法を録画と編集を通して確認/改善できます。
判断力
コンテンツを作る過程で、身に付けてきた知識や情報などから適切な判断材料を活用する力がつきます。
表現力
コンテンツを何度も再生できるので、相手に正しく伝わる表現になっているか確認することができます。
平成21年PISA調査結果:【我が国の子どもたちにおいては、解釈、熟考、評価といったプロセスに課題がある】 いずれの各教科等においても、記録、要約、説明、論述などの言語活動を発達の段階に応じて行うことが重要。 思考力・判断力・表現力等を育むためには、次のような学習活動を各教科等において行うことが不可欠である。
- 体験から感じ取ったことを表現する
- 事実を正確に理解し伝達する
- 概念・法則・意図などを解釈し、説明したり活用したりする
- 情報を分析・評価し、論述する
- 課題について、構想を立て実践し、評価・改善する
- 互いの考えを伝え合い、自らの考えや集団の考えを発展させる
( 出典:『新学習指導要領・生きる力』 ・『言語活動の充実に関する事例集』・中央教育審議会 平成20年答申第1章・第2章 基本的な考え方・言語の役割を踏まえた言語活動の充実 より抜粋)